おまじないに出会う前のこと③
連載形式で書いてる
私がおまじないに出会うまでのお話
今回は3回目
興味がある方は続きをどうぞ
おさらい
前回は大学の進学を決めたところまでだったよね。
私は東京の実家に帰ってきて
大学に通い始めた。
大学はとても楽しかったー!
「大学の間は存分に遊べばよろしい!」という教授
来たり来なかったりする先輩と
やっぱり気ままな学内にいる猫たち
時々真面目な教授と先輩がいて
私は大学でもやっぱり真面目に勉強していたよ。
なぜなら学ぶことが楽しくたまらなかったから。
表現学部文学科
私の在籍していたところ
文学科と名前はついていたけれど
学部の敷居は低く
興味がある科目は学科、学部に捕らわれないで受講することが可能だった
スペイン語
言語学
心理学
図書館学
中国の映画についての授業や
芸術学科の授業まで
興味あるものを片っ端から受講していたよ。
大学までモノレールと電車で2時間近く
かかっても、毎日が楽しくてたまらなかった。
そんなある日
ベンポスタ子ども共和国の親善大使からお手紙が届いた。
「薫さんは、もう進路を決めていると思いますが…」と前書きがあり
いつか遊びに来ませんか?とお誘いの文書が続いていた。
大学の沿線ということもあり
親善大使の事務所へ遊びに行ったら
なんと、大使は私の通っている大学のことをよくご存知だった!
「あなたがまさか、W大に通っているとは!」
びっくりしながら大使は私を歓迎して下さって
「今のベンポスタは、誰かを受け入れるような体制ではないのだけれども、ツアーを組んで行くことはできるのよ」と教えてくれたんだ。
ベンポスタ子ども共和国に住む!
私の小学生からの夢の1つ
住むことは結局、私はその後も選ばなかった。
その一方で、この夢は別な形で実現することになった。
大学4年生の時に親善大使にお誘いいただき
二週間ほど、スペイン旅行に出かけたよ。
食い倒れツアーかと思うほど
美味しいもの三昧の旅行で
ベンポスタ子ども共和国へ行くことができたんだ。
ずっと憧れていた場所
子どもたちが親から離れて暮らしているところ
そこへ来た事情はみんな様々だけれど
自分らしく生きていく場所
学校や畑や宿舎があって
やっぱり空が広かった。
少しジャグリングを教えてもらって
サーカスの先生だったトニーがオレンセの町を案内してくれた。
とても楽しいスペイン旅行だった。
小学生からの夢がまた1つ実現した瞬間だったよ。
そんなわけで
私は地味に小学生からの「夢を叶える」ことを実現していっていた。
友達には「そんなの夢だよ」と言われてきたことも
親や先生に反対されても
できる限りの手段を探して実現してきていた。
親から離れて暮らす ことも
スペインのベンポスタ子ども共和国に行くことも
司書の資格を取ることも
キキちゃんのように魔女になること
↑これだけは叶っていなかったけど
本の中で、映画の中で
素敵な「魔女」に出会えていたから
それで満足していたよ。
魔女になるなり方が、全然わからなかったから「魔女」になることは保留していたんだ。
・夢は叶う
・叶わない夢なんてない
大学生の時の私は
疑うこともなく
そう信じていたんだ
(今もまたそう信じている!だって、それは本当だからね♪)
大学の卒業を控え
当面の目標は「司書になること」だった。
進路で図書館を探すと
正規雇用では公務員になること
学校の先生の資格を取って学校図書館の司書教諭になること
道は2つだった。
ところが、勉強する気にはならず
なんとかなるだろう〜と
非正規雇用の司書の道を探していた。
ラッキーなことに
契約社員として図書館で働けることになったのだけれども
(就職先が決まった時は
やっぱり夢は叶う!と思っていた!のに 笑)
ここからがとんでもない道のりとなっちゃったんだ。
そして、このとんでもない「暗黒の20代」のおかげで
私は「おまじない」で出会うことになった。
おまじないとの出会いが
わたしの毎日を「魔法」のように変化させて
「魔女」みたいな気持ちにさせてくれたんだ。
もう少し続くよ
書いてみると、今までいろいろあったもんだ!
④へ続く
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